2011年07月05日

カルテ⑧消えたゴールドインレー

 とある患者さんの歯に装着していた10年来のゴールドインレーを作り直す必要があって、外して診療用のトレイに置きました。

 ゴールドで作成されたものを外した場合、必ずご本人に返しています。

 虫歯を削って取り除き、歯型を取って、仮づめして、そのゴールドインレーを返そうと思って見てみると
トレイにありませんでした。

 「?」

 そんなはずはない。

 「?」

 よくよく考えて、なくなる可能性があるとすれば、、、、

 ありました。

 歯型を取るときに、水で練ったゴムのような材料を使うのですが、

 それをトレイに一度おいて口の中に入れるのが普通で、

 その時に、ゴールドインレーの上に置いてしまったのでした。

 歯型を取った材料の端に埋まっていました。

 やれやれ。  


Posted by 中原歯科医院 院長 at 11:15