2012年01月19日

「独立国日本のために」 森田実  これは私の遺書である

 戦争体験をされた年齢の政治評論家は、含蓄のある内容が多く、好きな一人である森田実氏。

 帯のタイトルが「これは私の遺書である」に引き込まれ、大量の本に加えて買いました。

 1951年9月8日サンフランシスコで連合国軍と講和条約に調印したが、
同日、別の場所で、吉田茂首相ただ1人で日米安保条約の調印がなされた。
この安保条約は国内で全く議論されないままアメリカに強要される形で秘密裏に制定された。

 国際法は、占領下において当局が一方的に強要した条約は、講和条約発効によって独立した場合には消滅させなければならないことになっている。
 ところが、60年にこの条約を改定条約締結というトリックによって、合法化された。
これによって、日本は半永久的にアメリカの隷属化におかれることにされてしまった。

 TPPは、戦後日本が自発的主体的に提唱した世界秩序構想で外交上の宝と言って良いAPECを
アメリカが破壊、分断しようとしているものだ。
 
 APECはもともと大平正芳首相が呼びかけ、中曽根康弘首相が完成させた。

 TPPは中国を分断させて、APEC加盟国を引き入れようとしており、その上で、アメリカが中国市場を押さえようとしているものである。


 他、内容の濃い物たくさんです。

 日本のテレビは電通を軸として管制されているなどなど。

 詳細は本書を。


 1月10日分から19日分まで、1月9日に書きだめしたので疲れました。


 最後は、感動、感激、震撼の「世界を変えた10冊の本」池上彰 をシリーズで行きます。

  


Posted by 中原歯科医院 院長 at 07:26