2012年01月20日

「世界を変えた10冊の本」①アンネの日記 その1

 1948年5月アラブ人が多数居住するパレスチナの地に、ユダヤ人国家であるイスラエルが建国されました。

 国連がユダヤ人達の「自分達の国家を建設したい」という要望を受け入れて、パレスチナを「ユダヤ人の国」と「アラブ人の国」に分割する案を採択したことに基づくものでした。

 ここから中東問題が始まります。

 イスラエルは、国連が採択した「ユダヤ人の国」の範囲を超え、パレスチナ全域を占領しました。

 アラブ国以外の国際社会はあまりイスラエルに対して強い態度をとろうとしないのは、ユダヤ人が第2次世界大戦でナチスドイツによって600万人もの犠牲者を出したことを知っているからで、
 その象徴が、「アンネフランク」であり、「アンネの日記」なのです。

 私達が昔に読んだアンネの日記は、内容がいくらか削除された可憐な少女の日記として作られたもののようですが、全てが記載されたものが発売されているようです。その一つが、性的な部分で、その他には以下の部分があります。

 「私達は鎖に繋がれ、一箇所に縛り付けられたユダヤ人であり、どんな権利もなく、ただ、義務だけを山のように背をわされているのです。、、、、いつかはきっと私達がただのユダヤ人ではなく、一個の人間となれる日がくるはずです。、、、もしまだユダヤ人が生き残っていたならば、そのときこそユダヤ人は、破壊を運命付けられた民族としてではなく、世のお手本として称揚されるでしょう。、、、、弱いものは狙われます。けれども強いものは生き残り、決して負けることはないのです。」

 アンネの日記をアンネフランクは、「キティー」と呼んでいました。
どこかに、この名前ありましたね。

 日記の描写から、女性の生理用品「アンネ・ナプキン」が生まれています。これは、日本で初めて紙を使った生理用ナプキンでした。  


Posted by 中原歯科医院 院長 at 07:28