2012年07月11日

日米同盟解体②

 日米同盟は、集団的自衛権に基づく対等のパートナーの関係ではない。米国は日本の領土を守る義務を負うが、日本は施政下にある在日米軍とその基地を守るだけで米国防衛義務を負わない。

 日本は同盟が提供する安全保障に見合った防衛コストを負担しないのに、米国が同盟を維持する理由は何なのか。

 ここに、同盟が提供する便益として、大国の小国に対する政治コントロールがある。

 米国にとって、日米同盟は日本の独自外交と自主防衛路線を阻止し、西側陣営に日本を編入することを可能にした。

 他方で、日本は在日米軍基地を本土の防衛に限定せず、極東の安全の為にも使用する許可を与えた。

 さらに、在日米軍駐留軽費に関して、日本地位協定が定めた施設および区域の借地料に加え、日本は
「思いやり予算」で労務費と施設整備費を負担してきた。

 このように、防衛コストを過少負担した分、日本は多大な自律性コストを支払ってきた。  


Posted by 中原歯科医院 院長 at 07:23