2012年02月02日

「世界を変えた10冊の本」④ 「プロ綸」

 ドイツ人マックスウェーバーの書いた「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」

 当時影響力を持ち始めた、レーニンのようなマルクス主義の発想に異議をとなえています。

 第1章「問題提起」当時のヨーロッパの資本主義経済の最先端をリードする人たちにプロテスタントが多い
 第2章「禁欲的プロテスタンティズムの職業倫理」厳しい禁欲を守っていたプロテスタントこそが、職業倫   理を守ることで、資本主義で成功していった道筋を分析しています。

 カトリックの教会の支配は穏やかで形式的であり、日常生活で罪を犯すと神父に懺悔することでその罪が許されるとしています。
 プロテスタントの支配は、家庭内の私的な生活から職業的な公的な生のすべての領域に至るまで、信徒の生活のすべてを規制するものであり、限りなく厄介で真剣な規律を伴うのででした。
 プロテスタントの原点の一つのカルヴァンの教えに「予定説」があり、これは、「神は全能であり、個々の人間が救われるか救われないかは、あらかじめ決まっている。」というものです。
 これによって、自分が天国に行けるのか行けないのか分からないことになります。
 そのために、自分が救済される確証を得たいと考えるようになります。

 「信者たちは、自分が選ばれたものだと信じることが絶対の義務とみなし、そのことに疑いを持つことは悪魔の誘惑として退けるように求められた。、、、こうした自己確信を獲得するための優れた手段として、
職業労働に休みなく従事することが教え込まれたのです。この職業労働だけが、宗教的な疑惑を追い払い、恩寵を与えられる状態にあるという「救いの確証」をもたらすことが出来る」

 「神の栄光を示す」ために神から与えられた職業を天職として受け止め、時間を浪費することなく、怠情な生活をせず働き続ける。こうして財産が貯まっても、これを浪費してはならない。消費せずに、資本を再投下する。これを続ければ莫大な資本が形成される。

 こうして、資本主義が発展していったのです。

 人間が存在するのは仕事の為であって、人間の為に仕事があるのではない。これは、個人の幸福をいう観点からみると、全く非合理的であることをあからさまに示している。

 資本主義はの精神は「正当な利潤を組織的かつ合理的に、職業として追い求めようとする心構え」
 
 



Posted by 中原歯科医院 院長 at 07:25