2012年02月10日

「世界を変えた10冊の本」⑦ 「沈黙の春」

 レイチェル・カーソンが、環境問題に警鐘をいち早く鳴らした本が、「沈黙の春」です。
 
 戦前の殺虫剤は植物などを利用した無機物でしたが、戦後のものは合成殺虫剤になりました。

 1907年アメリカのペンシルベニア州の農場経営者の娘として生まれ、大学卒業後、大学院で動物学を学び、政府の漁業局に就職しながら論文を書いていました。
 1958年、友人が持つ土地にノーベル受賞の対象になった殺虫剤DDPを空中散布したところ、多数の野鳥が死んだことをきっかけに、アメリカの雑誌に「沈黙の春」を連載し、その単行本がベストセラーになりまし
た。

 当時のアメリカ大統領ケネディも注目し、調査に乗り出しました。

 農薬関係業界から、きびしい反論、中傷を受けましたが、次第に世論が味方をしていったのでした。

 現在の、様々な化学物質、放射能などの危険を示した先駆的書物なのです。



Posted by 中原歯科医院 院長 at 07:15