2012年11月27日

インド哲学悟りの真理③ 龍樹①

 釈迦の死後、その教えを伝えるべく様々な人たちが結集したが、彼の教えは人それぞれに応じた実践的なやり方(回りくどいやり方)を説いたので、弟子たちに解釈の違いが生じて死後100年ほどで、対立するようになる。

 多数派であった「フランクな考え」を大衆部、大乗仏教に。

 少数派であった「戒律を重んじる考えを上座部、小乗仏教に。

 大衆用に緩やかに作られた大乗仏教を、釈迦の哲学を正しく理解して発展させるほどの天才が現れる。

 それが、龍樹だ。



Posted by 中原歯科医院 院長 at 08:24