2012年11月28日

インド哲学悟りの真理③ 龍樹②

 龍樹は150~250年頃の仏教僧。

 「縁起」という釈迦の哲学こそが仏教の要所であると考え、それを「空の哲学」として洗練させまとめあげた。

 もともと「空」は龍樹以前に成立していた大乗仏教の経典「般若経」に出てくる言葉であるが、

この「空」に龍樹がしっかりとした哲学的な意味づけを与え体系化して整理したことにより大乗仏教は

伝統的な小乗仏教に勝るとも劣らない確固たる地位を築くことに成功する。

 空の哲学を知るためには般若経を知る必要があるが、600巻以上ある。

 それらを262文字にまとめられた「般若心経」について理解することが寛容である。



Posted by 中原歯科医院 院長 at 07:26