2014年02月04日

保険のレジン前装冠 加古川 歯科

 かなり昔から前歯には「レジン前装冠」という被せものが保険で採用されています。

 これは細く先細りに削った歯に、

 内面は金属で覆われ見える側にレジンというプラスチックで前張りするものです。

 出来上がったときは品質も向上しているのできれいなのですが、

 数年すると吸水性が少しあるために変色して黄ばみます。

 今日、下の前歯に入れていた患者さんが「食事していたらバリっと音がして白い歯が欠けた」と来院。

 診てみると、レジンの部分が脱離しています。

 上の前歯では、下の歯がレジン前装冠の裏の金にあたるので持ちが良いのですが、

 下の前歯の時は、レジンのところが直接上の歯にあたるので、

 破損することが良くあります。

 うまくいけばと、器具を使って外しにかかると、うまく冠が外せました。

 よって簡単に直せるようになりました。

 めでたしですね。



Posted by 中原歯科医院 院長 at 17:37