2017年09月04日

訪問歯科診療ではじめる摂食嚥下障害へのアプローチ②

摂食嚥下の過程は以下となります。
 先行期:認知して口に運ぶまで (高齢者は朝に食欲があることが多い)
 準備期:嚥下しやすい食塊にする(歯、口唇、頬、舌、唾液、咀嚼が関係)
 口腔期:食塊を咽頭へ送り込む (口唇を閉じ、舌を前から後ろへ口蓋に押し付けて運ぶ)
 咽頭期:嚥下反射があり食道へ送り込む (軟口蓋の挙上により鼻咽腔が閉鎖され、舌骨が挙上することで口腔と咽頭との交通が遮断される。     舌骨と喉頭が前上方に挙上し喉頭蓋が気管のふたをするように倒れる。と同時に輪状咽頭筋という食道入り口の括約筋が弛緩する。)
 食道期:食道の蠕動運動と重力で胃へ



Posted by 中原歯科医院 院長 at 08:19